2023年10月21日にアニメ「薬屋のひとりごと」が第1話から第3話まで一挙放送されました!
本作の大ファンである私が「原作」と「アニメ」の違いについて解説します。
結論から言うと期待を裏切らない最高のアニメでした!
第1話「猫猫」
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原作を補完したわかりやすいストーリーに
原作では猫猫が後宮から働くところから始まりますが、アニメでは誘拐される前の花街の日常から始まりました。
第一話から緑青館の面々と羅門が登場。脇役だけど主要キャラたちの声が聞けてファンとしては大満足でした!
花街の日常から誘拐→後宮で下働きの流れは非常にわかりやすかったです。
私自身「薬屋のひとりごと」に出会うまで中華系のストーリーに馴染みがなく「女官狩り」という言葉を知らなかったので、知識が無い人でもわかりやすい導入だと思いました。
「薬屋のひとりごと」というタイトルのように、猫猫は「独り言」が多いキャラです。
本人は声に出していないつもりが声に出ているという特徴があります。その描写が顕著に表れているのもアニメならではの良さですね。
圧倒的スケール感!背景画と音楽が美しい!
花街と後宮の様子が細かく描かれていて美しかったです!
動きが加わることにより漫画よりも情景(景色)がわかりやすかったです。
後宮は「街が一つ分ある大きさ」というのがよくわかるスケール感でした。
翡翠宮の階段や小道具のデティールも素晴らしくて「薬屋」の世界観を堪能できました。
映像は光と影の演出が美しかったです。猫猫が玉葉妃の侍女になるように言われるシーンの夕焼けのシーンが美しくて印象に残りました。
やさぐれ猫猫
「酒、飲みてー」後宮での猫猫の一言に思わず吹き出しました(笑)「これが猫猫だ!」と再認識したシーンでもあります。
彼女は花街生まれで言葉遣いは、はすっぱです。後宮は「勤務先」ということもあり丁寧な口調で話していますが、これが本来の猫猫の姿なんですよね。
なにより悠木碧さんの演技が良い!良すぎる!!
ドラマCDの頃からハマり役だと思っていましたが、やはり猫猫は悠木碧さんしかいない!
原作者の日向夏先生も大絶賛の低燃費猫猫でした。
壬氏役の大塚剛央さんもすごく良かったです!
「キラキラしてるのに粘着質」という性分が遺憾なく発揮されていました(笑)
「薬屋」を知らない方は「壬氏」の良さがわからないかもしれませんが、彼はかなり変わりますから!
一周回って別人になります!
なので壬氏の変化を見守っていただきたいです…!
壬氏はなぜ猫猫以外の下女も呼び出したのか?
壬氏が「そこのそばかすの女、お前は居残りだ」という文字を見せるシーン。
壬氏が猫猫以外の下女も呼んだのは「小柄でそばかすで字が読める下女」を探していたからです。
壬氏は一度だけすれ違った猫猫を覚えていましたが顔までははっきりと覚えていませんでした。
そのため特徴である「小柄・そばかす・識字」を頼りに後宮中の「そばかす下女」を集めて猫猫を探しました。
部屋を出る下女たちが皆小柄で、そばかすの目立つ容姿をしてることにようやく猫猫は気が付いた。
ヒーロー文庫1巻より
字が読める猫猫だけは文章に見入ってしまい、壬氏に発見されました。
アニメ版の集められた下女たちは全員がそばかす顔ではなかったので、壬氏の意図がわかりづらかったのではないかと思い原作の一文をご紹介させていただきました。
「薬屋のひとりごと」は中華風の架空の国である
放送後、壬氏が「そこのそばかすの女、お前は居残りだ」という文章が「日本語で書かれてるのがおかしい」という意見がありました。
「薬屋のひとりごと」は一見、中国が舞台のように見えますが、猫猫たちが暮らす「荔」という国は中国をモデルにした架空の世界です。
そのため実際の中国の歴史や文化とは違う点が多々あります。
作中の文章を中国語で書くと「中国が舞台のように思われる」という考えから日本語表記だったのでは?とネット上で考察がありました。
ちなみに「スカート」「カーテン」「バター」というカタカナが頻繁に出ますが、原作小説では漢字で表記されています。
ミニアニメ「おしろい」
第2話「不愛想な薬師」
「媚薬」を作る回ですが、薬棚の前で踊る猫猫が可愛かったですね!
猫猫と言えば「不愛想」「淡々」「達観」という言葉で表されることが多いですが、実は表情豊かなんです。
壬氏が猫猫に「色目が通じる」と思って行動する姿も面白かったですね。
媚薬を作った後、猫猫が「被害者が出ないといいけど」と言いますが、実は猫猫が被害者なんですよね。
やはり壬氏の色目は猫猫に通用しないということでした(笑)
ミニアニメ「巧克力」
第3話「幽霊騒動」
壬氏はなぜ「媚薬を作れ」と言ったのでしょうか。
媚薬は「誰に使わせるものだったのか」アニメだけではわかりにくい点だったかと思います。
実は原作小説でも曖昧に書かれているのですが、これをわかりやすく説明してるのが
倉田三ノ路先生版の「薬屋のひとりごと」です。
壬氏は第三話に登場する「芙蓉妃」と「武官」の仲を取り持ちたいと考えていました。
そこで壬氏は芙蓉妃から武官に「恋文と媚薬」を送らせます。
彼女の想いを知った武官は功績を残し「芙蓉妃を下賜して欲しい」と申し出ました。
皇帝は壬氏の思惑(二人の仲を取り持ちたい)を知らないため、下賜を許可します。
壬氏の計画通り、芙蓉妃は幼馴染の武官と結ばれました。
ちなみにこの二人は後々登場し、壬氏に礼を言うシーンがあります。
現時点ではわかりにくいかと思いますが、壬氏は人の幸せを願う真面目で優しい人なのです。
幼馴染と過ごした回想シーンがとても素敵でした。
挿入歌で泣かせる演出はアニメにしかできませんね。
とても感動しました。
ミニアニメ「芙蓉」
期待を裏切らないオープニングとエンディング
音楽も「薬屋」の世界観にマッチしていました!
OPの猫猫の美しさ…!
表情の変化や仕草などたまりません!!
猫猫ファンとして歓喜のOPでした!
緑黄色社会さんのオープニングテーマ「花になって」の歌詞が公開されました!
エンディングテーマ『アイコトバ』も素敵でしたね。
浮遊感のある映像美の中で際立つ、アイナ・ジ・エンドさんの力強さと中毒性のある圧倒的歌唱力が「薬屋のひとりごと」の世界観を見事に体現していて鳥肌が立ちました。
まとめ
原作ファンも納得のアニメだったのではないでしょうか。
作画・演技・音楽・背景すべてのクオリティが高く、まるで劇場版のようでした。
長年の原作ファンはアニメを見ることに躊躇うかもしれませんが、私は素晴らしい完成度だと思います。
見逃した方はぜひ動画配信サイトでご覧になってください。
スケールの大きさに感動すること間違いなし!
次回、第4話「恫喝」
不穏なタイトルですがご心配ならず。
「誰が」「誰を」恫喝するのか。
花街生まれ、妓楼育ちの猫猫にとって、良家のお嬢様集団の後宮なんて、なんのその!
猫猫は一見、無気力に見えますが、たくましく、強かで聡明に生きる少女です。
そんな猫猫の魅力が思う存分詰まった第4話になることでしょう。次回も楽しみです!
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