第7話「麦藁」あらすじ
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里帰りをした猫猫。
しかし、花街で「心中事件」が起きる。
猫猫の適切な処置で二人の命は救われたが「疑問」が残る。
里帰りを終えて後宮に変えると壬氏が不機嫌な様子で自分を待っていた。
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花街で心中事件
心中の道具は「煙草の葉」
猫猫が里帰りをした翌日、花街で心中事件が起きました。
猫猫の処置が適切だったこともあり、二人の命は救われます。
猫猫は現場を見て「煙草の葉」を食べて心中を図ったと推測します。
ですが「吐瀉物に煙草の葉は無い」と羅門は指摘します。
「煙草の葉を水に薄めて飲んだ」のだと猫猫は気が付きました。
男は花街で問題視される人物だった
猫猫は気になることがありました。
それは男の身なりが良かったこと。
女を身請けできなくて心中を図るような人物に見えなかったのです。
猫猫が心中を図った二人の様子を見に行くと、猫猫を呼びに来た禿が包丁で男を刺そうとしていました。
未然に防ぎますが、そこに他の妓女が通りかかり、禿の身の上話をします。
心中男は「禿の姉」に身請け話をしていたとのこと。しかし
「急に身請けを白紙にされてしまった」
心中男は妓女たちを口説いては身請けをほのめかし、飽きたら捨てるを繰り返す男でした。
逆上した妓女から刺されそうになったり、毒を盛られることもありましたが、護衛を付けては妓楼に行き、問題が起きれば父親が金で解決していたとのこと。
猫猫が気になったこと
- 禿は医者ではなく、膝の悪い薬師の羅門を尋ねに来た
- 護衛まで付けるしたたかな男が妓女と心中すると思えない
心中ではなく殺人だった
猫猫は「心中ではなく殺人」だと気づきますが
羅門は「憶測でものを言ってはいけない」と言います。
これは羅門が昔から猫猫に言い続けてきたことです。
猫猫は後宮で事件を解決する際も証拠を得るまで「憶測でものごと」を言わないようにしていました。
殺人のトリック
一つは普通の酒。もう一つは煙草の葉を溶かした毒酒。
水と油のように、重い酒の上に軽い酒を注げば二つの層になる。
男は毒見も兼ねて日頃から女と一つの器で酒を飲んでいた。
女はストローを使用して下の層(毒の無い部分)だけを飲む。
男は毒が入っていないことを確認し、ストローを使わずに上の層から飲み、倒れる。
「毒酒の匂いをごまかす」ためと「心中の原因を煙草の葉」と思わせるために女は部屋に煙草の葉を巻く。
「男が死に自分だけが生きる」ために朝方に事を起こし、禿に発見してもらう。
禿の行動の不自然さ
- 医者ではなく薬屋に来た
- 羅門が「不在する時間」を知っているようだった
- 「妓女が死なない」とわかっているようだった
妓楼全体で仕組んだ殺人のよう
- 禿にやたらと同情的な妓女
- 金払いの良いやり手婆
疑えばいくらでも怪しい点はありますが、猫猫は考えないようにします。
妓楼と男側で揉めることになるかもしれませんが
「そんなことをいちいち考えていてはこの街では生きていけない」
と、考えを放棄します。
里帰り終了・払い過ぎた報酬
猫猫が予想した通り、白鈴は李白を気に入り「お茶」以上のことを楽しんでいたようです。
「李白と白鈴」のお茶代は猫猫の支払いです。
猫猫の後宮の給金では簡単には支払えません。
「後宮の年季が明けたら緑青館で妓女決定」
と猫猫は思いました。
猫猫は緑青館で生まれました。
そのため妓女になるべく教養・詩・舞いを学んでいます。
羅門が緑青館の一角を薬屋として間借りして、猫猫が薬師として手伝いをしてるので妓女として働くことを免除されていたのかもしれません(憶測です)
ですが、大きな借金を抱えてしまったので妓女になるしかないと諦めたようです。
お怒り壬氏
「園遊会の簪」の解釈違い
後宮に戻ると壬氏に呼び出されて二人きりで話をします。
「李白とはどういう男なんだ?」
(なぜに名前を知っている?)
猫猫が李白から簪をもらった話をすると
「つまり、義理でもらったものに、俺は負けたんだな?」
(俺?)
聞きなれない壬氏の一人称です。
出会い始めの頃のようなキラキラしさは一切ありません。
猫猫と壬氏の解釈違いに視聴者もニヤニヤしたはず!
誇らしげに胸を張る猫猫と愕然とする壬氏が面白いです(笑)
壬氏は猫猫が好き?
周囲から見れば好意に見えますが壬氏には自覚がない様子。
壬氏にとって猫猫は「面白いおもちゃ」らしいですが、高順は執着していると思います。
幼少期から壬氏を知る高順は
「壬氏は玩具に深く執着しない」
そのため壬氏の行動が非常に珍しく見えます。
高順の心の内が原作ではこのように表現されています。
仕事を急いで終わらせて会いに行けば、
見知らぬ男と里帰りしていたなど
青天の霹靂には違いあるまい
ヒーロー文庫1巻
猫猫に会いたくて仕事を頑張った壬氏かわいいですね…!
色目を使ったり、キラキラすることなく素で会話するようになりました。
壬氏は子どもの頃「お気に入りのおもちゃ」ができるとそればかりで遊んでいました。
壬氏の母は「視野の広い人間になって欲しい」という理由で
「同じおもちゃだけで遊ばせないように」
と高順や水連(侍女)に言い「同じおもちゃで遊び続ける時はおもちゃを隠される」ことがありました。
お気に入りのおもちゃが見当たらなくて壬氏は泣き、高順は代わりのおもちゃを用意するのに苦労したそうです。
そういった幼少期の体験から、大人になった今でも「お気に入り」ができても「隠されるかも」という深層心理が働き「自分の持つ好意」や「恋愛感情」に疎くなってしまったのかなと思いました。
単純に猫猫が「初恋」で恋だと気づくのに時間がかかっただけかもしれませんが。
アニメオリジナルシーン
- 男に恨みを持っていた「禿」は男のせいで姉が自殺しています。
アニメ版ではそのエピソードがカットされていました。
- 「禿」の身の上を話す「同情的な妓女」は小説や漫画版よりも出演とセリフが多かったです。
そのため彼女も「心中に見せかけた殺人」を知っていたように見えて、共犯者のように見えました。
- 猫猫と梅梅の入浴シーンと「婆も心配してた」というセリフはオリジナルです。
猫猫と緑青館の家族愛が伝わる良いシーンでしたね。
- 梅梅に「離れには行ったの?」と聞かれて猫猫は「離れ」に行きます。
しかし感情の無い眼差しでベッドの上の人物を見ていました。
原作のこの回でこのシーンは無いのでアニメオリジナルです。
緑青館の「離れにいる人物」の話は後々出てきます。
猫猫に友達がいなかった理由
猫猫は後宮に入るまで(17歳まで)友達がいませんでした。
薬と毒に夢中な奇特な娘というのもありますが、今回の花街の回を見ていると「信用できる人間」が少なく、見極めるのが難しいように思えます。
花街の同年代の子は大体が妓楼に売られた娘。友達を作れるような環境ではないですよね。
「花街での心中は珍しくない」
「幼くして強かで強い恨みを持つ禿」
「逆上して刃物を向けたり、毒を盛る」
それらは猫猫が生まれた時から見てきた光景です。
猫猫の達観した性格がわかるような気がします。
後宮で「小蘭」と「翡翠宮の侍女たち」に出会えたことで、猫猫の「人付き合い」に対する感覚も変わりつつあります。みんないい子たちですよね。
梅梅か白鈴のどちらかが「猫猫に友達ができた」と聞いて泣いて喜んだエピソードがあるんです。
赤子の頃から面倒を見てきたお姉ちゃんたちとしては嬉しい話ですよね…!
ミニアニメ「炭」
こちらの動画でも「李白」について言及してますね(笑)
ミニアニメでは毎回「壬氏→猫猫」の関係が見れるのでファンとしては歓喜です!
重版に次ぐ重版!
スクエニ版で構成・ネームを担当する七緒一綺先生が描きおろしイラストを描いてくれました!
まとめ
次回は「他殺か自殺か」
壬氏の親しくしていた「官吏」が亡くなる話です。
同時期に阿多妃の下女が自殺します。
二人の死は「他殺か自殺か」
宮廷内の陰謀が見え隠れし「薬屋のひとりごと」の面白さである「人間ドラマ」が盛り上がりをみせますよ!
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