【薬屋のひとりごと】アニメ第7話「里帰り」解説・感想【園遊会の簪の意味】

今回は猫猫が里帰りする話です。後宮に売り飛ばされてから10ヶ月ぶりの帰宅。

猫猫の生家「緑青館」と養父「羅門」が登場しました。

今回は「里樹妃」「園遊会で毒を入れた犯人候補」「園遊会の簪の意味」について解説します。

猫猫は「園遊会で簪をくれた男性」となら「里帰り」できることを知ります。

猫猫が簪をくれた男性は「壬氏」と「李白」猫猫が頼った人物は…。

上級妃たちが「己の象徴」を意味する衣を着る中、里樹妃は玉葉妃と被る「濃い桃色」の衣装を着ていました。

通常侍女たちも妃と同じ色の衣装を着るのですが、侍女たちは白い衣装を着ていました。

そのため「里樹妃は空気が読めない子」「調和を考えずに自分の着たい色の服を着た子」のように思われていました。

「阿多妃の侍女たち」と「里樹妃の侍女たち」が揉めていた原因は「里樹妃の衣装の色」でした。

「なぜ「己の象徴」に合った衣装を勧めなかったのか」と阿多妃の侍女たちは注意していたのです。

しかし、里樹の侍女たちはわざと「濃い桃色」の衣装を里樹に勧めたのです。

恥をかけば良いと言う陰湿ないじめです。後宮のしきたりを知らない里樹は侍女の勧められるままに「濃い桃色」の衣装を着ました。

里樹妃が「14歳で若い」ということもありますが、一番の原因は「先帝から現帝に嫁いだ」ことです。

「亡くなった夫の息子に嫁ぐ」なんて不徳だと反感を買っていたのです。

• スープをよそった者
• 配膳した者
• 里樹の毒見役
• もう一人誰か

高順は猫猫とのやり取りを説明します。

壬氏は「いつ聞いてもお前の物言いは上手いなぁ」と言います。

高順がどこまで説明したのかわかりませんが、壬氏は

「里樹が侍女からいじめにあっていること」
「毒見役が嫌がらせで配膳を変えた」

ことを把握したのでしょう。

犯人は「内部犯」というのはわかりましたが、それが誰なのかわかりません。

猫猫は小蘭との会話で「園遊会で簪をくれた相手となら一時帰宅」できることを知ります。

猫猫が園遊会で簪をくれた男性は「壬氏」と「李白」です。

猫猫は迷わず李白を選び、相談します。（壬氏の方が付き合いが長いのに…笑）

しかし猫猫にとって簪は「後宮を出るための通行手形」

簪をくれた相手は「身元保証人」としか思っていません。

そのため翡翠宮の侍女たちが喜ぶ理由をわかっていませんでした。

壬氏は急いで仕事を終わらせて「癒し」を求めて「お気に入りのおもちゃ（猫猫）」に会い行きます。

しかし「猫猫は簪を貰った相手と里帰り」をしたと聞いて愕然。それを見て笑う玉葉妃と呆れる紅娘。

「自分も簪を渡したのになぜ相談しなかったのだ」と壬氏は絶望。

帰宅後の猫猫と壬氏のやり取りが面白いのでお楽しみに（笑）

やり手婆が李白に紹介したのは白鈴です。

猫猫は李白の筋肉を確かめます。白鈴は筋肉質な男が好きだからです。

白鈴とお茶をするだけでも金額が高いのに、もしそれ以上のことがあれば猫猫の給金では払えません（白鈴は李白を気に入ってお茶以上のことをするだろうと猫猫は予想します）

7話冒頭の羅門との幼少時代がとても良かったですね。

後宮の生活は不自由がありませんが、猫猫が唯一気になっていたのは「羅門」のことでした。

優秀な医官の羅門ですが「人が良すぎるため」無料で治療したり、薬を渡してしまうことがあります。

猫猫は羅門が「お金に困らず、しっかりご飯を食べているのか」気になっていました。

また羅門は膝が悪いため薬草を採取したり、山に登るような作業は猫猫がしたいと思っていました。

今回は「猫猫の里帰り」でした。

1話で羅門・緑青館・花街の様子が描かれていたので「猫猫の里帰り」が原作やコミックスより自然な流れに感じられました。

原作を読んだ時「花街の薬師」であることは知ってたのですが、妓楼で生まれ育ったことや「緑青館」に伝手があったことを知らなかったため、話についていけなかったのですが、アニメ1話で「羅門・緑青館・花街・人攫い」があったので「里帰り」を違和感なく見ることができました。

アニメオリジナルシーンが非常に生かされた作りになっていますね。次回も楽しみです！