羅漢は猫猫との賭けに負けて緑青館の妓女を一人身請けすることになります。
妓女の中には三姫・梅梅がいました。
鳳仙の禿であり、羅漢にとって昔馴染みの妓女です。
羅漢は梅梅を選ぼうとしますが…。
「選ぶならちゃんと選んでくださいね」
そう言って梅梅は外に繋がる扉を開けました。
羅漢が身請けした相手とは?
2クールに渡って放送されたアニメ「薬屋のひとりごと」最終回。
長年の悲哀が報われる日が訪れます。
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羅漢と猫猫の出会い
アニメでは省略されていた【羅漢と猫猫の初対面】について。
羅漢がやり手婆に箒で殴られて血まみれになっていると、野草を摘んでいる少女と出会います。
見覚えのある黄色い花は「片喰」でした。
人の顔を識別できない羅漢が少女の顔を認識したのです。
すぐに自分の娘だと気が付きました。
娘は消息不明となっていた羅門と過ごしていたのです。
羅漢は「巾着が開いていた」理由を察します。
羅門が巾着を見つけて緑青館に駆け付けたのだと。
羅漢の十年間
恨まれても仕方がない。
それだけのことをした。
それでも、そばに置きたかった。
碁石と将棋に囲まれただけの生活はもう嫌だった。
ヒーロー文庫2巻
「残った娘とともにいたい」
そのために羅漢は権力と財力を手に入れます。
実の父親の政治不正を暴いて家督を奪い、後継だった異母弟を排斥して当主に。
軍部では邪魔者を消して出世し、軍師になりました。
権力と財力を手に入れた羅漢は十年かけて緑青館に二倍相当の賠償金を支払って猫猫の身請けをやり手婆に交渉します。
羅漢は本来、地位や名誉に興味のある人間ではありません。
一見、掴みどころのない男に見えますが「甘味と遊技盤と家族(猫猫・羅門)」がいればそれだけで十分な人なんです。
羅漢が身請けするのは
羅漢はやり手婆から「身請けする妓女を選べ」と言われます。
その中に梅梅がいました。
羅漢は梅梅が禿だった頃に詰め将棋を教えました。
賠償金の支払いを終えて、部屋に入れるようになってからは梅梅が相手をしてくれました。
羅漢は梅梅が「自分があの時、あの場を離れた」ことに罪悪感を感じているのではないかと思います。
そんな梅梅に報いようと羅漢が歩み寄ると、梅梅は微笑みます。
私とて妓女の矜持は持ち合わせています。
もし、お望みでしたら、
なんの躊躇いもございません。
選ぶならちゃんと選んでくださいね
ヒーロー文庫2巻(一部中略しています)
梅梅は外に繋がる扉を開けました。
羅漢は猫猫がくれた「乾いた青薔薇」のメッセージに気が付いて走り出します。
すると小屋を見つけました。
原作では羅漢が「乾いた青薔薇」のメッセージに気が付くことは無く、梅梅が開けた窓から聞こえてくる鳳仙の「歌声」に気が付いて走っています。
このシーンに関してはアニメ版の方がわかりやすく、自然で良いと思いました。
この時の梅梅の顔が碁石だったので、あの時彼女はどんな顔をしていたのだろうと想像しました。
視聴者が梅梅の気持ちを想像させる「余地」となっていて、良い演出だと思いました。
羅漢と鳳仙の再会
中に入ると「あどけない歌声」が聞こえてきました。
鳳仙が昔、口ずさんでいたわらべ歌です。
羅漢は鳳仙を見つけます。
やり手婆は「そこは病人部屋だ。向こうで妓女を選べ」と言います。
「そうだな、選ばないとな」
羅漢は零れ落ちる雫をそのままに、
ゆっくりと膝を付く。
(中略)
痩せこけた病人の女、
そのはずなのに羅漢には誰よりも美しい女に見えた。
「婆、この女で頼む」
「莫迦言ってんじゃないよ。
部屋に戻ってさっさと選びな」
「誰だっていいと言ったのは、婆の方だろう。
この女だって妓女のはずだ」
(中略)
「私はこの妓女を身請けするよ
金はいくらでも出そう。
十万でも二十万でも払ってやる」
ヒーロー文庫2巻
二人はようやく再会しました。
実は「小説家になろう」では「羅漢と鳳仙の再会」はありませんでした。
猫猫と羅漢が「賭け将棋」をして羅漢が負けて終わる話でした。
そのため「なろう→文庫」「なろう→漫画」を読んだ人はこのエンディングに驚かれたことだと思います。
「薬屋のひとりごと」は現在も「小説家になろう」で連載中ですが、文庫化される際に大幅な加筆とストーリー変更があります。
傾向としてはノーマルエンドがハッピーエンドになることが多いです。
「小説家になろう」で最新話まで読んだ方も、ぜひ文庫版を手に取って頂きたいです。
ストーリーの大幅変更に驚くはずです!
梅梅の想い
「大姐さん、最初から素直になっていればよかったのに。
どうしてもっと早く……」
ヒーロー文庫2巻
原作では、このセリフの後に
「私が期待する前に終わっていれば良かったのに」
と言っていました。
梅梅にとって詰め将棋を教えてくれた羅漢は「初恋」だったのかもしれません。
以前、猫猫が「いつまでこの仕事を続けるの?」と聞いたとき「あともう少しだけ」と言いました。
「羅漢に会えるから」梅梅はこの仕事を続けていたのかもしれません。
「鳳仙のことが気にかかって」緑青館から離れられなかったのかもしれません。
アニメ版の梅梅は「羅漢への恋」よりも「二人が会えた喜び」「鳳仙が素直になっていれば良かったのに」という想いに焦点を当てていました。
二人が再会したことにより、梅梅の長年の胸のつっかえは取れたのではないでしょうか。
原作とスクエニ版の梅梅は「失恋の痛みと安堵からの涙」、サンデー版は「安堵の涙」のように表現されています。
アニメ版・梅梅の心理描写は「サンデー版」よりです。
サンデー版も「私が期待する前に終わっていれば良かったのに」というセリフが無いのと、妓女選びの際の梅梅の表情が明るいので(気丈に振る舞っていたのかもしれませんが)原作やスクエニ版に比べて悲壮感が少ないです。ですが、猫猫に送った文が涙で滲んでいたので「喜びと切なさ」の両方があったことが伺えます。
アニメ版の猫猫に送った手紙は涙で濡れた様子はなかったので、純粋に「二人の幸せ」を祝っていたのかもしれません。
考察
「大姐さん、最初から素直になっていればよかったのに」
梅梅は羅漢が遊説から帰ってきて緑青館に何度も来てることを鳳仙に伝えていたのかもしれません。
ですが、鳳仙の鼻はすでに欠けていて「会いたくても会えなかった」のではないでしょうか。
「妓女の矜持を固めたような女」と表現されるぐらいですから
「自分が一番美しかった頃の思い出だけを覚えていて欲しい」
と願ったのかもしれません。
やり手婆も元は妓女ですから、そんな鳳仙の気持ちを汲み取って追い出していたのかもしれません(一番は鳳仙の身請けの破談と経営難になったことへの憎しみだと思いますが)
考察
なぜ、婆は妓女として使い物にならなくなった鳳仙を17年間も緑青館で面倒みていたのでしょうか。
通常であれば店から追い出されて夜鷹のごとく客を取るはめになりますが、婆は追い出しませんでした。
また、婆はなぜ羅門に猫猫を預けたのでしょうか。
妓女の娘は妓女になるのが定めですが、猫猫は羅門のもとで育てられています。
それらの考察を下記の記事でまとめているので良ければご覧ください。
上記の記事でも書いていますが、羅漢はこの国でも数少ない家柄「名持ちの一族」の当主です。
上級妃「里樹」「楼蘭」も「名持ちの一族」のお嬢様。
猫猫は「自分は下賤の民」と言いますが、次第に宮廷内で「羅漢の娘」だと知られるようになり「羅の姫」と呼ばれることも。
また、「名持ちの一族」は高貴な身分なので「やんごとなき方」との結婚も可能です。
「やんごとなき方」である壬氏と猫猫の関係性の変化にも注目です!
楼蘭妃と子昌
猫猫と馬閃は羅漢を緑青館に送り届けた後、楼蘭と実父・子昌が一緒にいるのを見かけます。
それを見て馬閃は「腹黒親子」と呟き、不機嫌を露わにします。
宮廷内には派閥があります。
「馬閃が所属する派閥」では子昌は「目の上のたんこぶ」なのです。
露骨な態度を取る馬閃に対して猫猫は「青いなぁ」と思うのでした。
楼蘭ですが謎が多いままアニメが終わりました。
彼女は「何を」考えているのか。
「皇后になりたい」という野心はあるのか。
第2クールは目立った出番がありませんでしたが、彼女の動向に注目です。
猫猫の羅漢に対する気持ち
壬氏は猫猫に
「てっきり恨んでいるものかと思っていたが」
と言いました。
猫猫は「嫌ってはいるが憎んではいない」のです。
二人が出会ったおかげで自分は生を受け、羅門という養父に出会い、三姫とやり手婆に出会うことができました。
そして「薬と毒」という生き甲斐も見つけたのです。
その点では猫猫は二人に感謝しています。
猫猫は自分が生まれたのは「鳳仙の策略」ではないかと考えていました。
鳳仙の策略
妓女の合意がなければ、妓女は子を産みません。
妓女は皆、避妊薬や堕胎剤を飲み続けていて、それでも「子ができた場合」は他の手段を使って産まない選択をします。
産むというのは、その意思を持っていたからだ。
「むしろ謀られたほうなのではないですか?」
「軍師殿がか?」
ヒーロー文庫2巻より(一部省略しています)
女性は血の流れの周期で「子ができやすい日」をある程度予測できます。
鳳仙から文をもらった羅漢は「鳳仙が指定した日」に妓楼に行きました。
鳳仙は「羅漢の子を身籠る」ことで身請けを破断しようとしたのではないでしょうか。
羅漢を嫌う3つの理由
猫猫が羅漢を嫌う理由が3つあります。
理由
- 初対面の日、血まみれの男が笑いながら自分を連れ去ろうとしたのが怖かった。
- 養父の「羅門」を押しのけて自分が「父親」だと言う
- 羅門が「羅漢の才能」を手放しに褒めるため嫉妬している
- 羅漢は自分のことを「父親」と言いますが、猫猫にとって「父親」は羅門であって、羅漢は「種馬」という認識です。
- また、尊敬する羅門が「羅漢を褒める」ので嫉妬してしまうのです。優秀な羅門が手放しで褒める才能は国中探しても多くはありません。
羅漢の才能とは
羅漢は部下を適材適所に配置することで軍部をまとめています。
その手腕は凄いもので、この国では「天才軍師」として有名です。
皇帝ですら「羅漢を敵に回したくない」と言うほどです。
文庫本10巻辺りになりますが「天才軍師・羅漢」の力を借りて戦を起こしたい、と考える者が現れるぐらい「羅漢」という人間はこの国で名を轟かせています。
また、羅漢が「天才」と言われるのは「適材適所」だけでなく
「妖怪じみた感の持ち主」だからです。
アニメ19話「祭事の事故」では
羅漢はこの日に「何か」が起こることを予想し
- 珍味好きの高官の意識障害
- 彫金細工師の秘伝
- 李白にボヤの件と翆玲を調べさせていた
さらに猫猫が気に入らないのは「事件の可能性」をわかっていながらも
「羅漢自身は面倒くさがりで自分で動かない」からです。
もし、羅漢が直接「翆玲の事件」を表立って動いていれば、毒を飲む前に捕まえることができたかもしれません。
そしたら「蘇りの妙薬」について知れたのに!!
と猫猫は悔しい思いをするのでした。
本作で一、二を争うチートキャラが「羅漢」と「羅門」です。
羅漢は羅門を尊敬してるため、羅門の言うことなら何でも聞きます。
皇帝ですら「敵に回したくない」と言う「羅漢」が唯一、頭が上がらないのが「羅門」なのです。
今後「羅漢と羅門のやり取り」が出てきますが、コミカルで面白いですよ!
見送りの舞い
後日、梅梅から文と荷物が届きます。
それは「美しいひれ」でした。
妓女が祝いの席で踊る際に使うものです。
その日の夜、着飾った猫猫は梅梅が送ってくれた「ひれ」と梅梅が後宮入りする時に持たせてくれた「一張羅と口紅」を身に付けて、後宮の外壁の上に立ちます。
遠くから見える花街は明るく、いつにましても派手でした。
羅漢が鳳仙を身請けしたため、花街全体で祝っていたのです。
身請けは花街にとって「祭り」で酒とご馳走が振る舞われ、皆が歌い、踊るのです。
猫猫は外壁の上で「見送りの舞い」を踊りました。
物覚えの悪い猫猫に舞いを教えてくれたのは梅梅でした。
梅梅は「私が身請けされる時には踊るのよ」と言っていたことを思い出します。
アニメではカットされていましたが、原作では「梅梅のために踊りたかった」と猫猫は思っています。
すると、壬氏が現れて猫猫は外壁から落ちそうに!
壬氏に助けられ、二人は会話をします。
「それにしても、一体誰を身請けしたんだ?」
「誰なんでしょうね」
猫猫は答えをはぐらかしました。
羅漢は休暇届を出し、十日間休むとのこと。
三日三晩どころか七日七晩、宴をするそうです。
ここまで大きな身請けは滅多にありません。
「そんじょそこらの妓女の身請けではない」
「三姫以外にそんなにすごい妓女がいたのか」
と噂になり、緑青館はしばらくの間、客足が途絶えることはないでしょう。
羅漢と梅梅ですが、羅漢は緑青館へ行くと「猫猫と鳳仙の話」をしていたそうです。
時折、鳳仙との対局を思い出して羅漢が碁石を並べることがありましたが、梅梅と碁を打つことはありませんでした。
羅漢は「鳳仙より碁の強い人はいない」と思っています。
しかし、梅梅は鳳仙よりも碁が強くなっていました。
羅漢は梅梅と碁を打つことなかったので知らなかったのです。
(原作者の日向夏先生がTwitterでそのように呟いていました)
梅梅ですが、文庫本13巻で身請けされます。
梅梅を身請けした相手とは…?
ぜひ、原作をお手に取ってみてくださいね。
猫猫と鳳仙
猫猫は「母親」が鳳仙であることを伝えられていません。
やり手婆が妓女たちに口止めをしたからです。
しかし周囲の空気から鳳仙が母であること、自分のせいで緑青館の経営が傾いたことを子どもながらに察します。
猫猫にとって鳳仙は
「母」ではなく「自分を産んだ女」
という認識です。
赤子の猫猫を育てたのは三姫とやり手婆です。
三姫の白鈴は出産経験が無いのに母乳が出る体質だったため、猫猫は白鈴から母乳をもらっていました。
赤子の猫猫はほとんど泣かなかったそうです。
三姫は愛情を注いでくれましたが、夜になると仕事でいません。
泣いても誰も来ないことがわかり、徐々に泣かなくなったそうです。
母親の愛情を一切受け取れなかった猫猫ですが、三姫とやり手婆と羅門がいたから愛情を知ることができました。
猫猫の矛盾
原作とアニメの「猫猫の心理描写」の違いについて解説します。
原作の猫猫は「鳳仙ではなく梅梅にすれば良かったのに」と思っています。
「見つけなきゃよかったのに」
「物好きな小姐さま」
「梅梅のどこが気に食わなかったのだ」
原作では、羅漢に渡した桐箱に「乾いた青薔薇」の他に「鳳仙は離れにいる」という文を忍ばせていました。
「羅漢は梅梅を身請けするべき」と思いながらも「鳳仙の存在を知らせたい」気持ちもあったようです。
猫猫は「羅漢が鳳仙と再会し、鳳仙の変わり果てた姿を見て失望する」と思ったのでしょうか。
猫猫は羅漢の「本質を見抜く力」は知っていたはずです。
鳳仙が「廃人で残りわずかな命」であったとしても、羅漢が鳳仙を見つけたら「鳳仙を身請け」することは少なからず予想していたのではないでしょうか。
そして、心優しい梅梅が鳳仙をないがしろにして「羅漢に身請け」されることはないと心のどこかで思っていたのでは。
原作の猫猫の「矛盾」をアニメ最終回に入れると話がわかりずらくなるため、省略したのではないかと思います。
「梅梅の失恋」もカットしたことにより「羅漢と鳳仙の再会」に焦点を当てることができて、純粋に二人の再会を感動して見ることができました。
ただ、原作の「猫猫の矛盾した気持ち」は猫猫の人間性でもあり、今後の心の成長(他者への理解・共感)にも繋がるので大切なシーンでもあります。
猫猫は「恋心」はわかりませんが、羅漢が鳳仙を身請けしたことにより「誰かを真剣に想う気持ち」を
少しだけ理解できたかもしれませんね。
羅漢の「本質を見抜く力」ですが、羅漢は人の顔が認識できない分、それ以外の五感が鋭いです。
「本質」を見抜けるからこそ、才能のある部下を見つけては出自に関係なく適材適所に配置し、軍部で成果をあげています。
(李白もその内の一人で、地方官の子でありながら小隊長を任せられているのは羅漢が抜擢したからです)
羅漢にとって鳳仙の姿が変わり果てていても、記憶が無くなっていても、むしろ「尊大な態度は無く、童のように歌う」彼女の姿こそが本質で、さらに美しく見えたのではないでしょうか。
その後の二人ですが、羅漢と一緒に住む甥の「羅半」が見ていて恥ずかしくなるほど、仲睦まじく暮らしていたそうです。
他者からは廃人に見える鳳仙ですが、羅漢は心を通わせることができたらしく、共に囲碁を楽しんでいたとのこと。
羅漢は仕事中も鳳仙のことで頭がいっぱいで
「鳳仙が一手打つたびに羅漢の部下がそれを書き写して羅漢に渡し、羅漢は返し手を書き込んで部下が鳳仙に渡しに行く」
というやり取りがあったそうです(なんとも大変な作業ですね笑)
第24話挿入歌「想い咲く時」
挿入歌:アオイエマ。
作詞:内田ましろ
作曲:神前 暁
終話・約束の代物
猫猫は壬氏に
「どうしても言わなくてはいけないことがある」
と言います。
猫猫の改まった様子に壬氏はどきりとします。
「牛黄をください」
その瞬間、壬氏は猫猫に頭突きをしました。
壬氏的には
「俺の期待を返せ!!」
だったのでしょう(笑)
壬氏の片思いは報われるのでしょうか?
猫猫は壬氏の態度が「大人げなくて、こっちの方が楽だ」と思います。
それもそのはず。
壬氏は24歳と公言していますが、実際は猫猫の1つ上で年が変わらないのです。
その後「とある貴人が霊薬ばかりかき集める」と噂になり、壬氏の執務室は見舞いの花でいっぱいになるのでした。
ミニアニメ「噂話」
2025年第2期決定!
2025年に第2期の制作が決定しました!
キャラクター原案・しのとうこ先生が描きおろしでイラストを描いて下さいました。
楼蘭と小蘭の存在が引き立つ構図となっています!
2期の見どころ
- 翆玲の事件の真相
- 謎多き楼蘭妃の秘密
- 猫猫と小蘭の友情
- 壬氏の正体
- 壬氏と猫猫の関係
「羅漢と鳳仙」の話で「薬屋」の印象が変わった方もいるのではないでしょうか?
しかし、ここからさらに面白くなります!
「翆玲」と「楼蘭」の謎が文庫本4巻で明らかになるのですが
壮大なスケールで繰り広げられる展開に本作の印象が大きく変わるはずです!
本作は骨太な歴史漫画でもあります。
現在、文庫本4巻に当たる話が「サンデー版」で漫画化されていますが目が離せない展開です!
スクエニ版に比べてストーリーの進みが早いので、少しでも漫画で先読みしたい方はサンデー版をおすすめします。
サンデー版の倉田三ノ路先生は2024年夏頃まで産休を取るのでしばらくの間、休載となります。
続きが気になる方は文庫本3・4巻をお読みください。
「小説家になろう」と「文庫本」はエンディングが違い、文庫本は救いのある話が追加されています。
「薬屋のひとりごと」は「文庫本」で出版される際に大幅な加筆とストーリー変更があるのですが、3巻・4巻は特に「ストーリー変更」が多いです。
「なろう版の方が良かった!」と思うシーンもあれば「文庫版の加筆が良かった!」と思うことも!
両者を読み比べるのも楽しいですよ!
アニメ24話「薬屋のひとりごと」
続きは文庫・漫画だと何巻?
- 文庫本
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1話から見直すと新しい発見や伏線に気づけて面白いですよ!
まとめ
2クールに渡るアニメ「薬屋のひとりごと」がついに終わりました。
長年「ライトノベル売り上げトップ10」に入りながらもアニメ化しなかった本作は、連載12年目でようやくアニメ化されました。
アニメ放送前は2400万部だった売り上げが、アニメ開始後900万部も売り上げが増加し、
全シリーズ累計発行部数3300万部となりました(2024年3月時点)
2024年3月時点で日本のライトノベル売り上げ2位にランクインしています!
など多方面で注目を浴びました。
2025年に始まる第2期が楽しみですね!
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