【異世界失格】4巻のあらすじ・感想【正義と悪の彼岸】

当ページのリンクには広告が含まれています。

「異世界失格」4巻のあらすじと感想です。

センセ―は妖艶な美女に誘われてカジノの横にある酒場に行きます。

村人たちは彼女を「転移者と手を組む・魔女」と呼んでいました。

「異世界失格」は「やわらかスピリッツ」で連載中。
2024年7月にアニメスタート!
センセ―役は神谷浩史さんが担当されます!

もくじ

試し読みはこちらから

4巻のストーリー

  • 魔女と呼ばれる女性「エッシェ」
  • 正義の転移者「ヤマダ」
  • センセ―の怒り
  • 正義と悪の彼岸
  • 「ニア」の故郷ザムスターク
  • 神官「ヴォルフ」

魔女と呼ばれる女性「エッシェ」

センセ―は妖艶な美女「エッシェ」に誘われて、カジノの横にある酒場に行きます。

愛用の睡眠薬を失って絶望していたセンセ―でしたが、エッシェの舞踏を見て「心地の良い夜」になりました。

ですが、エッシェの踊りは美しくもあり「憂い」を帯びていてセンセ―は興味を抱きます。

エッシェが「踊り子をしてる」と言った時、センセ―の脳裏に川端康成の「伊豆の踊子」が浮かんで嫌な顔をするシーンが面白かったです(笑)

センセ―の何気ないセリフを聞くと、当時の文豪たちの交友関係や作品を知りたくなりますね。

賭場を仕切る転移者

ヤクザ風の転移者たちがエッシェの酒場に現れます。

乱暴な転移者とエッシェのやり取りをセンセ―は見守ります。

そしてエッシェのことを

「君は天女だ」

と言います。

センセ―に「天女」と言われて頬を染めるエッシェ。
無意識に女性を口説いてしまうセンセ―。
悪い男です…(笑)

正義の転移者・ヤマダ

真っ当な心で世界の平和を願う転移者「ヤマダ」が現れます。

しかし、センセ―は反発します。

君のように大きな声で

立派なことを言う

人間が、

僕は大の苦手だ。

異世界失格4巻

正義と悪の彼岸

正義と悪の彼岸など、

実に曖昧なものだ。

だが多くのものは

それをわかりやすく分けたがり

自らこそ正義だと信じて疑わない。

異世界失格4巻

ヤマダはセンセ―の言葉とエッシェの事情を聞いて動揺します。

すると村の長がヤマダに予想外の言葉を言うのです。

ヤマダの信じていた「正義」の理念が揺らぎらます。

センセ―の言葉。
とても厳しく、他人ごとではない話ですね。
人は「わかりやすい正義」に目が行きます。
物事の本質を見抜く大切さが問われました。

エッシェの正体

すっきりしない幕引きかと思いきや

エッシェには「本当の姿」があったのです。

「ニア」の故郷ザムスターク

一行は、砂漠の土地「ザムスターク地方」に来ました。

ここは「ニア」の故郷で孤児院がありました。

ここでも転移者たちが暴れています。

センセ―の面白い話

孤児院に来たセンセ―。

子どもたちから「面白い話をして!」と言われます。

派手に散財したあげく、

その借金を友人に押しつけて

逃亡したある男の話をしよう

異世界失格4巻

「子どもにそんな話はやめておくれ」と孤児院のおばちゃんに言われます(笑)

謎の食料と狼の遠吠え

孤児院に誰かが食料を持ってきてくれています。

それが誰なのかわかりません。

そして、転移者の他に凶暴な狼がいるため夜は外出しない方が良いと言われます。

ある夜、ニアは気の弱そうな男性が孤児院に食料を置く姿を見ます。

ニアの勇気

転移者達が子どもを攫い、ニアは助けに向かいます。

その場には凶暴な狼も!

しかし、その狼は…

今まで戦う勇気を持てなかったニアですが、覚悟を決めて戦います。

神官「ヴォルフ」

孤児院の事件が解決し、一向はゲルプ城へ向かいます。

そこでは七堕天使が率いる軍勢がドアーフたちが戦っていました。

激しい戦いにドンナスターク地方の神官・イーシャも参戦します。

すると、神官ヴォルフが強力な魔法で魔物たちを追い返しました。

彼は戦闘中も酒を飲む飄々とした男でしたが、この世界で最強の魔法使いの一人でした。

強欲の堕天使

「憂鬱の堕天使・センゴク」がゲルプ城を攻めていましたが、堕天使側は相手を変えることにしました。

「強欲の堕天使・百合子」を城へ向かわせます。

百合子はヴォルフと面識があり、因縁があったのです。

まとめ

世界樹編では「善悪」の境界線について考えさせらました。

センセーの言葉はさすが「文豪」で

小さなコマに載っている「さりげない言葉」も心に響きます。

自分の価値観を相手に委ねてないか。

わかりやすい正義に踊らされていないか。

SNSやニュースに惑わされていないか。

現代人にも通じる話でした。

ebookjapanの特徴
  • 初めての利用で70%OFFクーポン
    (最大500円OFF)が6回使える
     
  • PayPayポイントが貯まる
    (本によっては50%近いポイントが付くことも)
     
  • 毎週土日に18%OFFクーポンが配布
     
  • 3000円以上の購入で20%OFFクーポンがもらえる

<おすすめ記事>

  • URLをコピーしました!
てんちょう
森の奥でひっそりと本屋を開いています。
好きな食べ物はシナモンロール。

コメント

コメントする

CAPTCHA


もくじ