【異世界失格】センセ―の言葉が心に響く【名言集】

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漫画「異世界失格」の名言を集めました。

文豪であるセンセ―の言葉はさりげない一言も胸に残ります。

今回はセンセ―とその他キャラクターたちによる名言をご紹介!

少しだけネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください!

もくじ

1巻

それこそ、

僕の人生だ。

異世界失格1巻

僕は生まれながらに

作家だよ。

それ以上でも

以下でもない。

異世界失格1巻

第1話。異世界に転移したセンセ―とアネットの会話。

センセ―の不思議な魅力と人間性が印象に残ったセリフでした。

どう生きてゆくべきかの

選択を、

他人に

委ねたことはない。

異世界失格1巻

センセ―は人生に悩み、何度も自殺・心中を繰り返してきましたが「自分の人生の選択」を他人に委ねたことはないと言い切ります。

「死にたがり」のセンセ―ですが「自分の人生は自分で決めてきた」からこそ生まれる言葉ですね。

僕も過去に、

人を刺したいと

思ったことがある。

実際、その相手に

脅迫文を送るところまではやった

異世界失格1巻

センセ―が「太宰治」なら、脅迫文を送った相手は「川端康成」です。

太宰治は「芥川龍之介」が大好きで心の底から尊敬していました。

そのため、第一回目の「芥川賞」を受賞したい!と強く願いますが落選します。

審査員の一人である川端康成は小説の内容よりも、太宰治の私生活が気になって落選にしたそうです。(4度自殺未遂をし、女性を2回も巻き込んでいたため)

脅迫文を送るだけでなく、雑誌で「川端康成の批判」を掲載した太宰治ですが、彼とって川端康成は「憎いだけの存在」ではなく「認められたい」人物でした。

その出来事から「走れ、メロス」「人間失格」などの名作が生まれているのではないかと言われています。

2巻

君たち大人がそうやって

平気で嘘をつくから、

子供が真似をするのだ。

異世界失格2巻

大人とは、

裏切られた青年の姿である。

だが、君はまだ少年。

大人になるには少し

早すぎる。

今の君は

そういう目を

しているべきなのだ

異世界失格2巻

大人の読者には耳の痛い話ですね。

この後のセンセ―に助けられたニアのキラキラした眼差しが大好きです。

良い(?)大人に出会えて良かったですね。

3巻

こんなつまらない男の

不幸自慢など、

書くには値しない。

異世界失格3巻

七堕天使・カイバラの過去を聞いたセンセ―のセリフ。

センセ―が「執筆」した相手はタマでした。

それにより、タマの力が覚醒。

センセ―の「神授の力」が「転移者以外」にも通用することがわかったシーンです。

4巻

踊り子…

舞踏を見るのが

そんなに立派な

生活なのかね…

異世界失格4巻

エッシェが「私は踊り子」と言うと、センセ―は川端康成の「伊豆の踊り子」を思い出して、嫌な気持ちになります(笑)

君のように大きな声で

立派なことを言う

人間が、

僕は大の苦手だ。

異世界失格4巻

僕は今まで説教されて

改心したことが

まだ一度も無い。

お説教をしている人を偉いなぁと

思ったことも、

まだ一度もない。

異世界失格4巻

ひねくれ者らしいセンセ―の言葉ですね(笑)

ですが「人の言葉を真に受けすぎてしまう人」はこのぐらいのメンタルがいいですね。

正義と悪の彼岸など、

実に曖昧なものだ。

だが多くのものは

それをわかりやすく分けたがり

自らこそ正義だと信じて疑わない。

異世界失格4巻

「大勢が信じる正義」に自分を委ねず「自分の揺るがない価値観」を持つことの大切さを考えさせられました。

5巻

愛する相手を追いかける者たちの

執念深さには、

辟易とさせられるね。

理性も常識もかなぐり捨て、

他人の迷惑などお構いなしだ。

だが、だからこそ…

美しい物語の種になる

異世界失格5巻

「作家としてのセンセ―」と「私生活のセンセ―」が入り混じったセリフですね。

「他人の迷惑などお構いなし」に愛人と心中するセンセ―。

「傑作を書きたい」ゆえに「美しい物語の種」を慈しむセンセ―。

センセ―は「死にたいのに傑作を書きたい」矛盾した存在です。

誰かに自分を見て欲しいか…

それを望まない人間が

この世のどこにいるというんだ。

君は強欲なんかじゃない。

少し不器用なだけの心優しい少女だ。

異世界失格5巻

「誰かに見てもらいたい」「愛されたい」それは強欲ではなく、人として当然の感情である。

百合子がもっとも欲しかった言葉を言うセンセ―に胸が打たれました。

6巻

君はいつまで

そうやって

道化を演じ続ける

つもりなのかね?

相手の望む表情を作り、

安堵感を与えようと必死なようだったからね。

気持ちはよくわかるよ。

僕にもそういう時期があったものでね。

だから見ていて辟易するのだ。

聖人面は肩も凝るだろう?

そんな愚かな真似はやめて、

さっさと本性をさらけ出したらどうかね?

異世界失格6巻

センセ―の前では嘘が通じませんね。

人の本質を覗き見てしまうセンセ―の性なのでしょう。

意外なのはセンセ―にも「相手の望む表情を作って安堵感を与えよう」としていた時期があったこと。

それに疲れてしまって心中を繰り返したのでしょうか。

「安堵感を与える存在を演じた果てに、疲れて心中」

ふり幅の大きい人ですね…(笑)

7巻

だから

黙れと言っているだろう。

僕は今、

怒っているんだ。

異世界失格7巻

信念を曲げずに戦ったアネットを愚弄され、怒るセンセ―。

ここまで感情を露わにして怒るセンセ―は初めてでした。

もっと君の心の

奥底に渦巻いた、

生の感情があったはずだ。

僕は、

それを書きたい。

異世界失格7巻

「ある人物」が過去を打ち明けますが、センセ―は納得しません。

さらにもっと奥にある「生の感情」が見たいと相手を追い詰めます。

傑作を書きたいセンセ―にとって「上辺だけの身の上話」は陳腐なもの。

センセ―は相手を追い詰め「奥底に渦巻いた感情」を暴きます。

醜いものか。

虚飾の衣を

脱ぎ捨てた君の姿は

こんなにも美しい

異世界失格7巻

自分を「醜い」と卑下する相手に言ったセンセ―の言葉。

「美しさの定義」

センセ―の美学が垣間見えたセリフでした。

8巻

私はこんなにも

センセ―を、

愛しているのだと。

異世界失格8巻

アネットが自ら「色欲の堕天使」の能力を打破したシーン。

「君は、籠の中の鳥ではないはずだ」

センセ―との旅を振り返り、改めて自分の気持ちに気づいたアネット。

センセ―との出会いは「自分の生き方」を見直す大きなきっかけとなりました。

9巻

たとえ愛する者に

嫌われようと、

湧き上がる

創作意欲を決して

押し止める

ことができない。

異世界失格9巻

センセ―が記憶を取り戻すきっかけとなったセリフ。

まさかこんな重要なセリフを「あのキャラ」が言うなんて…!

センセ―の「死にたいけど傑作を書きたい」気持ちを表わした言葉でした。

己に都合の良い

筋書きのために、

この世界に生きる者たちの

生死を左右するとは、

おこがましいにも、

程があるというものだ。

作家とは、

作中人物に奉仕すべき存在

彼らの運命を握る、

神などではない。

異世界失格9巻

こう述べるセンセ―ですが

「思うようにいかない物語を書き直す気持ちは、同じ物書きの端くれとして、わからなくはない」

と言った上で上記のセリフを言います。

センセ―自身も「物語を書いては破る」を繰り返してきました。

ですが、この言葉を言ってる間、センセ―の脳裏に「不幸な転移者たち」が頭を過るのです。

彼らのことを考えると「己の都合で他人の人生及び、生死を左右してはいけない」

「作家は作中人物に奉仕する存在で神ではない」という結論に至ります。

その考えは「転移前」からの持論なのか、それとも「転移して多くの人々の人生に関わってきたから」なのか。

どちらなのでしょうかね。

まとめ

文豪であるセンセ―の言葉は心に残ります。

みなさんはどの言葉が好きでしたか?

私は、

僕は今まで説教されて

改心したことが

まだ一度も無い。

お説教をしている人を偉いなぁと

思ったことも、

まだ一度もない。

異世界失格4巻

が好きです。

私自身「人の言葉を真に受け止めすぎて疲弊」してしまうところがあるので、このぐらいの強い気持ち、図太さを持ちたいと思いました。

本作の魅力はセンセ―の「言葉の力」ではないでしょうか。

「異世界失格」は魅力的なキャラクターたちと笑って泣けるストーリー。

一見「異世界転生もの」の王道のように見えますが「センセ―」というキャラクターが物語に深みを与えていると思います。

今後もセンセ―の名言が楽しみです。

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てんちょう
森の奥でひっそりと本屋を開いています。
好きな食べ物はシナモンロール。

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