アニメ「薬屋のひとりごと」第4話「恫喝」感想です。
「アニメオリジナルシーン」と「原作小説との比較」「梨花妃の真実」について解説。
重要なネタバレは隠しているので、ネタバレが嫌な方も安心してお読みください。
第4話あらすじ
皇帝からの勅命により「梨花妃の容体を治せ」と命じられた猫猫。梨花妃の宮殿に行くが、高慢な侍女たちに邪魔され看病できないでいた。
壬氏の手助けにより、猫猫は梨花妃に近づけたがあることに気が付く。それは梨花妃の肌に「毒おしろい」が施されていたことだった。
見どころ・アニメ版オリジナルシーンの追加
猫猫の恫喝
今回の見どころは猫猫が「毒おしろい」を使用した侍女を恫喝するシーンでした。
サンデー版は「激昂」ガンガン版は「脅迫」という別々の表現がされていましたが、アニメ版はどちらかというと「脅迫」のような表現でした。
猫猫が怒るシーンはもっと派手にすることもできたかもしれませんが、アニメ版猫猫の表情と悠木碧さんの演技が神がかってマッチしていて、派手ではないものの印象深いシーンとなりました。
猫猫は怒っていた。侮蔑の目で自分を見られたことでも、持ってきた粥をひっくり返されたことでもなく、何も考えず自分が正しいとしか思っていない莫迦な侍女に怒っていた。
ヒーロー文庫1巻
この後の猫猫は舌打ちをして掴んでいた侍女の髪を離しますが、猫猫の手には侍女の髪が数本絡みついています。
侍女たちに「さっさと掃除しろ!」と指示する猫猫が格好良かったですね。さすが妓楼育ち。女のいざこざには慣れています。
アニメオリジナルシーン

初回放送からですがオリジナルシーンがとても良いですよね。
梨花妃が我が子を思い出すシーンには胸を締め付けられました。
筆者も同じく子を持つ身ですので、あのシーンは胸にくるものがあります…。
疲れて眠る猫猫の頭を撫でる梨花妃のシーンも良かったです。
梨花妃の持つ温情と母性が感じられました。
「園遊会編」に繋がる伏線シーンとなり、重要なワンシーンだったと思います。
もう一つのオリジナルシーンが「毒おしろい」を使用して謹慎を受けていた侍女のストーリー。
改心して猫猫と看病を交代するシーンと梨花妃の回復を涙ぐむシーンが良かったです。
その後の侍女は原作では解雇されています。
「妃に毒を盛った」のと同じことですから仕方ないことでしょう。「死罪」や親族にまで罪が及ばなかったのは梨花妃の温情だと思います。
ネットで話題騒然!神回!
放送終了後、X(Twitter)では「動きが滑らか!」「所作がリアル!」と話題になりました。
「3話までと作画が違う」という声もありましたが、キャラクターの動作を評価する声が多いように思えました。
猫猫が皇帝の前で毒見をする姿、猫猫が小蘭に手を振る仕草、我が子の手を握る梨花妃の手の動き、看病に疲れ果てた猫猫の目の下の隈など。
キャラクターの感情を大切にして丁寧に作られている印象を受けました。
作画監督はもああんさん、演出はチナ・スィさんです。
原作小説・コミックスには無い心理描写や間の取り方を楽しめるのはアニメならではですね。
大好きな作品を素晴らしい制作陣に作っていただけて嬉しいです。
寵愛を取り戻す
猫猫が帝から受けた勅命は「梨花妃を治す」ことでしたが、妓楼の秘伝を梨花妃に教えたことで寵愛まで復活しました!
「言われたこと以上のことする」超優秀な侍女・猫猫の活躍っぷりが良かったですね!
耳打ちされて頬を赤らめる梨花妃が奥ゆかしくて可愛かったです。
ミニアニメ「蒸気風呂」
「猫猫を恐れる水晶宮の侍女を見るのが楽しい壬氏」
原作には無い会話ですが壬氏なら楽しんで見ていそうです(笑)
原作者お墨付き!梨花妃は猫猫と相性が良い
ねこクラゲ先生の描き下ろしイラスト
ねこクラゲ先生がアニメ4話のお気に入りシーンを描き下ろしてくれました♡
梨花妃の真実
ここからはネタバレを含む梨花妃の話です。見出しクリックで文章が現れます。
梨花妃はなぜ毒おしろいを使い続け、子どもを亡くてしまったのか
梨花妃は穏やかで温情のある女性です。
猫猫が「上に立つのにぴったりな人」と表現するぐらい皇后にふさわしい人です。
いつもの梨花妃なら身分に関係なく人の話を聞く人だったと思います。なぜ彼女は「毒おしろい」を使い続けたのでしょうか。
それは後ほど登場する梨花妃の侍女頭・杏のせいでした。
杏は梨花妃の従妹です。
杏も梨花と同じく幼少の頃から帝の妃になるべく教育を受けて来ましたが、妃になったのは梨花で杏は侍女頭でした。杏はそのことを不服に思っていました。
杏はアニメ第一話でも登場しています。
猫猫が「おしろいはどく、赤子にふれさすな」という布を水晶宮の窓辺に置き、杏は発見しましたがそれを捨てました。
杏は「梨花妃の子どもが亡くなればいい」「自分こそ妃にふさわしい」と思っていたからです。
「毒おしろい」の件については玉葉妃も梨花妃に進言しました。
「おしろいをやめたら子どもの具合が良くなった」と。
しかし、梨花妃は精神的に追い詰められていたため玉葉妃の言葉を素直に聞くことができず、味方だと思っていた侍女頭の杏は「子が亡くなればいい」と非協力的だったため、梨花妃は我が子を亡くしてしまいます。
梨花妃の人柄が良いにも関わらず、問題のある侍女が多いのは侍女頭の杏が意図的にそのような人間を集めていたからだと猫猫は推測しています。(杏の陰謀が明らかになるのは文庫3巻・GX・BGでも漫画化されています)
梨花妃はこれからどうなる?
梨花妃ですが皇帝からの寵愛を取り戻し、男児をもう一度出産します。
なんと同じ時期に玉葉妃も男児を出産。
東宮(皇帝候補)が二人誕生することになるのです。
梨花妃と玉葉妃の想いとは関係なく、高官たちは「どちらの男児が次期皇帝にふさわしいか」と争いを始めます。
現在、皇帝には皇后がいません。梨花と玉葉どちらが皇后になるのか。もしくは別の人物なのか。
文庫では皇后が決定していてストーリーが展開されています(文庫6巻で皇后がわかります)
梨花妃も玉葉妃も人気キャラでファンが多いです。どちらも幸せになって欲しいですね。
まとめ
次回は、第四話の終わりで登場した「不可解な色で燃える木簡の謎」と「園遊会」についてです。
「薬屋のひとりごと」の面白さは「園遊会編」からだと思っています。
こちらのPVで綺麗に着飾る猫猫が「これ毒です」という名シーンが「園遊会編」です。
今までは宮廷内で起こる不可解な謎を解くのがメインでしたが、ここからは宮廷内の権力争い・複雑な人間ドラマをメインに置きながらの謎解きとなります。
「薬屋のひとりごと」は人間ドラマがとにかく面白い!!
アニメを見て「面白さがまだわからない」と言う方はぜひこちらの「園遊会編」をご覧ください。
そしてできれば第2クールの目玉になるであろう「鳳仙花と片喰」を見てから「薬屋のひとりごと」が「面白いのか」「面白くないのか」を決めていただきたいです…!
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